浮世絵作品の紹介⑨
「神奈川沖浪裏」

世界で一番有名な日本の絵といえば、一度は見たことがある、この作品、通称「浪富士」ではないでしょうか?奇抜で大胆な構図、高まり、渦巻く動的な大波は、今にも3艘の小舟を呑み込みそうです。大波の轟音が聞こえ、揺れまでも感じさせる緊張感を画面いっぱいに表現しています。
常に自然と対峙し続けた北斎が、自然と庶民生活の厳しさを結びつけ、見るものに一つの決意を促すような作品としています。心を新たにするこの時期にふさわしい作品です。

1月8日(火)、3学期がスタート。芙蓉ガ丘講堂で始業式を行いました。式辞では校長より、3学期、そして、今年1年間の“成長”ということについてのメッセージがありました。式の引続き、3学期の学級委員長・副委員長の任命と「税の標語」入賞者の表彰を行いました。

謹賀新年 
絵師、葛飾北斎は、その90年の生涯に様々なテーマで3万点とも言われる数多くの作品を残しました。北斎の特徴は、その大胆な構図や圧倒的なデッサン力による描写、そして一瞬を捉えたインパクトではないでしょうか?
北斎が富士山信仰にあやかって、当時のアイドルである富士山と庶民生活を結びつけ、四季による変わりゆく富士山を描いた「富嶽三十六景」。今回はその中から有名な「三富士」と正月らしい鶴と富士を描いた一枚を紹介します。一瞬の描写もご覧ください。
今年もよろしくお願いいたします。