膨らむ蕾、「サクラサク」~ 校庭の河津桜 膨らむ蕾、「サクラサク」~ 校庭の河津桜

明日2月1日(土)より中学校の入学試験が始まります。予報によると入試の3日間は天気の崩れもなく冬晴れの毎日が続くようです。
受験生は入試という今まで経験したことがない大きなチャレンジに向け、長い時間をかけて準備してきたことと思います。また、ご家族の皆様もお子様に寄り添いながら一緒に中学入試への道のりを歩まれ、受験を通してその確かな成長を実感した場面も数多くあったことと思います。いよいよゴール目前です。十分に力を発揮し、よい結果が得られることを願っています。

 

「日本橋雪晴」 (にほんばしゆきばれ) ・・・ 冬 ・・・

画面には、江戸の中心であった日本橋(五街道の起点)と江戸城、そして富士山といった3つの見所が含まれる豪華な構図です。
初荷をのせた船が、魚河岸をめざして日本橋川をのぼっていく様子や、川の両岸に並ぶ倉庫や問屋、商いの様子から日本橋の賑わいがわかります。また、橋を今渡ろうとする大名行列の一行も朝のさわやかな時を示す表現の1つです。冬という季節を強調するために浮世絵では雪景色がよく描かれますが、温暖化が進むと雪景色が浮世絵のなかだけの話になってしまうのではないか心配です。

 真間の紅葉手古那の社継はし (ままのもみじ てこなのやしろ つぎはし)  ・・・ 秋 ・・・

真間は現在の千葉県市川市。京成電車に市川真間という駅があり、国府のそばで、かつては真間の入江と呼ばれたところです。
手古那(てこな)はとても美しいと評された女性の名前で、多くの人から求愛されと言われています。しかし、「心は分けられるが、体は1つ」太陽のようになれたらと思いつめ、身を投げてしまた。このことから手古那の霊を弔うために社や寺が建てられました。それが画面にある鳥居の手古那神社であり、継橋のある弘法寺(ぐほうじ)です。継橋は、入江の砂州(さす)を結ぶためにつくられていたと考えられます。
また、弘法寺は紅葉の名所でもあり、広めに描かれた紅葉はぼかしの技法により、紅葉のあざやかさが強調されています。遠方には房総半島の山々も描かれています。