「20日間チャレンジ」言の葉

スクールライフ

 本校の中学生は修学旅行の最終日に金閣を訪れます。この建物を建てたのは室町時代3代将軍足利義満です。足利義満が力をふるっていた時代は、和歌が必須の教養でした。31文字という限られた言葉の中に思いや季節を詠む。57577という型や掛詞や枕詞といった繊細な技巧を凝らした表現。一つの言葉を何倍にもふくらませて伝えていきます。

もしかしたら、この国は和歌によって言葉を大切にする地盤がつくられたのかもしれません。現代でも外国の人から見ると、普通の人が歌を詠むというのは驚きのようです。

(外国では才能のある人が詩をつくると考えられています。日本では普通の人が新聞などに俳句や和歌を発表しています)

もし時間があれば、このような時に自分を励ます、支えてくれる言葉と出会うのもいいかもしれません。「座右の銘」でなくとも、素敵な言葉を探してみるのもよいかもしれません。本でも新聞でも言葉はたくさんあります。登校したら教えてください、素敵な言葉。

一覧へ戻る