「20日間チャレンジ」ウイルスが子孫を残す=感染⁉

スクールライフ

 皆さん,ごきげんよう。

前回は,「菌・細菌・ウイルス」のそれぞれの特徴について説明しました。今回は,ウイルスが子孫を残すことと感染にどのような関係があるのか説明していきます。

 まず,ウイルスは生きている細胞に寄生することで生きていくことができます。生きた細胞を見つけると,その中に入り込んで宿主(寄生された細胞)のエネルギーなどを横取りしながら子孫を残していきます。これが我々人にとって感染と呼ばれる現象になります。宿主の中で育った子ウイルスは宿主の細胞を壊しながら外に出ていき,新たな宿主を探しに旅立ちます。

我々の身体もほとんどが生きた細胞からできています。皮膚の表面は角質層と呼ばれる死んだ細胞によってできているので,皮膚から体内にウイルスが侵入・感染することは怪我でもしていない限り入ってくることがありません。しかし,手を洗わずに目をこすったり,ご飯を食べたりすると,生きた細胞からできている粘膜などにウイルスを自ら招き入れることになり感染リスクを高めることになります。喉にコロナウイルスが付着すると1分以内に体内に侵入すると言われています。皆さん,こまめな手洗い・うがいを心掛けて元気にこの20日間を過ごしてくださいね!!

担当 ヨウ化カリウム

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