「世界を知ると見えるもの」~ グローバル講演会を行いました(高3特別授業)

スクールライフ

2月5日(水)、NPO法人 very 50理事の北野 彩さんを講師としてお迎えし、「世界を知ると見えるもの」というタイトルで高3特別授業にてお話頂きました。
北野さんは現在very50にてMoG(ミッション オン ザ グラウンド)というプロジェクトに関わりながら、ご自身も現役大学院生として研究を続けておられます。MoGとは『アジア新興国のチェンジメーカー(社会起業家)のもとで、SDGs(持続可能な開発目標)』のテーマをチームを組んで解決に挑むことで、「問題解決能力」の養成に重点を置いたvery50による日本で初めてのプログラムです。簡単に言いますと、「新興国現地に行き、フィールドワークを通して探求型学びを行う」といったところでしょうか。
北野さんが今のキャリアーに至る大きなきっかけとなったことが、子供の頃に出会ったストリートチルドレンの存在が大きいとお話しくださいました。
「インドネシアのジャカルタでの暮らしの中で、車で移動した時に車が停まる度に新聞や食べ物などの売り物を持って群がってくるストリートチルドレン、その子たちと同じくらいの歳なのに、生活も育つ環境もこんなにも違うのか」
このことが鮮明な記憶として残り、北野さんの今のキャリアーに大きな影響を与えたとお話しくださいました。
本校では、5か国での留学、全員必修のアメリカ修学旅行、希望者の英国語学研修、フィリピン短期留学など様々なグローバル体験ができる機会が多くあり、高3の生徒の多くも海外体験をしたことがありますが、まだまだ知らない世界の話に衝撃を受けながらも、新しい学びが多くあったようでした。
講演の中では、北野さんご自身の写真に加えてインドネシアやバンクラデシュのリアルな写真や映像を沢山ご紹介頂き、生徒たちはそのリアルな映像にくぎ付けでした。これから高校を卒業していく生徒たちにとっては、先進国以外の国に目を向けるきっかけとなったことに加え、社会で活躍する一人の女性のロールモデルとして大変印象深いものになったことでしょう。
最後に生徒アンケートの一部をご紹介いたします。

●現地のことを調べるだけではなく、実際に行ってみる、経験を積むということの大切さを知ることができたのでよかったです。
●私は将来伝統工芸の職に就きたいと考えていたが、今日見せてもらった(ゴミとなった食品パッケージの袋から作った)ポーチなどは日本の和とコラボしたらもっといいものができるのではないかと思った。将来挑戦(作って)みたいと思った。
●とりあえず英語を習得したいと思った。何かしたいと思っても日本語だけではどうにもならないので、まずそこから始めてみようと思う。
●北野さんのように自分のやりたいことをこれから見つけていこうと思う。
●学校に行けずに文字の読み書きができないけども、物を再利用してポーチやバッグを作る国の人々と、物の売り方や流行らせ方を知っている人たちが協力してできる人や国の繋がりが広がればいいなと思った。
●思い始めてから、行動するまで「やっぱり無理」と考えてしまうので、興味があって気持ちがあったらすぐ行動に移せるように頑張りたいと思った。

 

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