浮世絵紹介①旅人のハグ

応接室前の浮世絵を夏らしく替えましたので紹介します。葛飾北斎の「富嶽三十六景」から、浮世絵の真骨頂である人の営みを中心にセレクトしました。①今回は「甲州三嶌越」です。旅人が両手を伸ばし巨木の太さを計っています。木と富士の遠近法が際立ち、入道雲と夏富士が見事に描かれています。現代風に名付ければ「ハグ」かもしれません。自然に対する畏敬の念と遊び心を感じる1枚です。

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