
皆様ごきげんよう。そしてあけましておめでとうございます。大変寒い日々が続いています。 そして何とか“収束”の方向か・・・と思っていた「新型コロナウイルス」も…やはりそのようなわけにはいきませんでしたね。「オミクロン株」があっという間に広まる中、3学期が始まりました。またしばらく「コロナ対応」を丁寧にしていかなければならない、と思うと「本当に厳しい日が続くが、気を引き締めなければいけないな」と思います。一方、いよいよ入試本番の時期になりました。本校の生徒にとってはいよいよ今週末の“共通テストに向かって、そして本校受験の生徒にとっては1月下旬から始まる高校の推薦入試、そして2月1日からの中学入試、私立学校にとってはまさに“天王山”、すべての受験生には、体調管理をしながらベストな状態で乗り切ってほしいと思います。
さて、1月は年の始まりである一方で、“学校”の暦では年度の終わり、一年度間のまとめの時期になります。そして「成人の日」にちなんで成人間近の若者として、始業式では以下のような話をしました。ご参考までに…
令和3年度第3学期始業式 校長 野 口 潔 人
皆さんごきげんよう。そしてあけましておめでとうございます。今日から3学期となりました。 皆さん、元気で冬休みを生活できましたか?今日の始業式の話は、論理的でなく、私の“思い”だけの話になってしまうかもしれません。
さて、3か月ぶりの「感染拡大」となってきてしまいました。3学期もその中での学校での活動です。いや、「オミクロン株」とやらで、益々感染力の強い形に変わってきていると聞きますし、今や私も含めて誰もがかかっても不思議ではない状況になっています。
しかし、「絶対にかからないぞ!」という気持ちを、家庭での生活を含めて、毎日の生活に活かしていってください。ではそのために何をするのか、何をしてはいけないのか、ということを徹底するということです。何をするか、何をしないかはもう皆さん分かっていますね。「家庭での生活を含めて…」と言いましたが、私はついに一人でいる時以外は家庭でもマスクを外さなくなりました。そして面と向かっての会話はたとえ家族内でも絶対にしないようにしています。それでも私はまだ徹底できているとは思っていません。
皆さん、どうか「絶対に罹患しないぞ!」という気持ちをもって生活してください。そのことで皆さんの学校での行動は2学期よりも変わっていきます。
ふたつ目の話。3学期をぜひ大切にしてほしい、そう思います。
皆さん、3学期は皆さんが一番優しくなる。一番強くなる。そして一番成長する。3学期は別れの準備をしなければならないし、出会いの準備をしなければならない。1年間でまたは2年間で、そして3年間で、学んだことが自分のものになる。それが3学期です。また、そのようにならなければならない3学期だと思います。
三つ目の話、「成人の日」が来週月曜日です。二十歳になった人たちをお祝いする日ですが、私は「大人って何か?」を考える日でもあると思っています。ここにいる中学1年生が「成人の日」に「大人になること」を考える日であってよいと私は思っているのです。「大人になる」って何だろう。一般的には「親の保護から法律的に離れる」とか難しいことをいいますが、私はもっと難しい言い方をしてしまいますが、「自分自身の成長を社会の中で自覚できる年になる」ことだと思うのです。今、高校3年の皆さんは、4月から法律が変わって、高校を「卒業」と同時に「成人」になります。(私は、このことに大賛成です。)皆さんも、ぜひ来週の「成人の日」に、「大人になるってどういうことだろう」と考えてほしい、そのように思います。
皆さん、もう一度言います。3学期は皆さんが一番優しくなる。一番強くなる。そして一番成長する。3学期は別れや出会いの準備をしなければならない。そのことで学んだことが自分のものになる。そのような3学期です。また、そのようにならなければならない3学期だと思います。 私立学校の3学期は特に短い、と最近特に痛感します。だから一日一日を大切に過ごしてほしい。そんな思いでいっぱいです。それぞれの学年なりの3学期を大切にしてください。以上で始業式の話とします。