エントランスに設置された”看板”、本校の生徒の直筆です。 エントランスに設置された”看板”、本校の生徒の直筆です。

皆様 ごきげんよう。久しぶりの更新です。本日、高校の「推薦入試」がありました。推薦とはいえ、試験というものは緊張するものです。受験生の皆さんは中学校で何回も面接の練習してきましたね。私は、朝の教職員との打ち合わせで「受験生は中学校で一生懸命面接練習をしています。しっかり受け答えができ、終わった時に“頑張れた”と思う気持ちをもてるように、こちらもしっかり丁寧に対応しましょう」と言いました。面接官の何人かに聞きました。「練習の成果が発揮され、一人ひとりが準備した質問にてきぱきと答えていた」と応えていました。受験をした皆さん、本当にお疲れ様でした。そして合格した皆さん、おめでとうございます。さて、試験といえば、皆さんのステージの一つ上、そう、「センター試験」が先日終わりましたね。新聞各紙は翌日全ての問題を掲載していました。私は、(さすがに受験生になったつもりにはなりませんが)毎年やっているように、今年も出来そうな問題をちょっとやってみました。‥国語の最初の設問を見た瞬間、「やった!」とつい叫んでしまいました。「レジリエンス」「サスティナブル」・・・見たことのある“カタカナ”ではないですか!・・・そう、私が全校生徒の前で話をする朝礼(本校では講堂朝礼と言っています)で話題にしたことばです。きっと、受験した生徒たちは、そのことを覚えておいてくれた、そしてしっかり設問に答えてくれた、と思っています。「レジリエンス(Resilience)」とは、いわば精神的な回復力・自然治癒力のことです。そして「サスティナブル(Sustainable)」とは、「SDG’s(Sustainable Development Goals)・・持続可能な開発目標」の「持続可能」ということです。(これらのことばのより深い意味や設問の答えについては省略します)そこで私は設問に答えながら、考えました。・・・学校では様々な教育活動の中で、これから先の見えない世界の中でも今の若者がたくましく自分らしく生きていくための様々な事柄を学んでいる。また、社会全体が“克服すべき課題”は何か?を学ぶ場が学校であるともいえる。それらを最後の“センター入試”で設問にしたのでは・・とさえ私は思ったのです。来年度からは“共通テスト”となります。入試改革の二つの柱は、この期に及んで見直されてしまいました。ある時、大学入試センターにお勤めなさっていた方に話を聞く機会がありました。その方によれば、「その年の問題は2年間かけて作成」するそうです。ですから(いうまでもありませんが)思いつきやいい加減に作成しているのではありません。逆の立場、つまり受験生の立場からいえば、日常の授業をはじめとする学校生活の中で、入試問題となる事柄はたくさん転がっているのだ、それらをより高い“好奇心”や“向上心”をもって自分のものにしていくことが大学受験への第一歩なのだ、と思ったのです。これから受験をする皆さん、最後の最後まで頑張ってくださいね。今週の土曜日から一般受験生の受付となります。

東京は、比較的暖かい新年をむかえました。しかし3学期の始まりの今朝はとても寒く、始業式場所の講堂は実に凍えるようでした。(すぐにジェットヒータで暖まりました)私の正月・・・家族としては、地方で働く子どもたちがたった数時間のみでしたが自宅に集合し、元気な姿を見せてくれましたが、一方で私が気を緩めて風邪をひいてしまい“熱”っぽい正月となってしまいました。皆様、ごきげんよう。そしてあけましておめでとうございます。令和2年が始りました。小6そして中3の皆さんそしてご家族にとってはいよいよ受験本番。何よりも誰よりも健康と体力そして気力を充実させて、今までの学習を活かし、受験に臨んでくださいね。さて、この1年の始まりにあたり、「校長ブログ」としてどのようなメッセージを・・・と思いましたが、せっかくですので、読んでくださる皆様にも、本日の始業式で話した内容を紹介して年頭のあいさつとします。

始業式での話
皆さんごきげんよう。新年ですのでその挨拶もしましょう。「あけましておめでとうございます。」さて年末年始バレー部やテニス部などは活気あふれる練習をしていましたが、皆さんはどのような冬休みだったでしょうか。さて、3学期は、とにかく短い。一方で、学校の暦(こよみ)では「まとめ」の時期です。その3学期の初めに際して、ぜひ皆さんに・・・言っておきたい。それは、ぜひ「心や思考(考え)の成長」を・・ということです。しかも、その成長は、他人(ひと)からみて「目に見える成長」をということ、そして自分自身が「実感できる成長」「自覚のある成長」をもてる3学期にしましょうということです。
昨年の5月から行ってきた「学校説明会」。ほとんど毎回来ていたある小学6年生は月ごとに「身体の成長」を見ることができました。昨年の11月、最後の学校説明会にその児童が来た時に、私は思わず「半年間でずいぶん体が大きくなった(成長した)ね」と言ってしまいました。中学生や高校生の皆さん、皆さんは小学生ではありませんが、それぞれの学年に合わせて「心や思考の成長」を、しかも他人(ひと)からみて「目に見える成長」そして自分自身が「実感できる成長」「自覚のある成長」をもてる3学期にしてほしい、そのように思うのです。寒い日はこれからが本番、何はともあれ・・「健康第一」、風邪・インフルエンザにかからないようそしてけがをせぬよう・・「健康や安全に関して意識をもつ意味ではたくましく生きていく第一歩です。以上で3学期始業式の話とします。

さて、「校長ブログ」を開いてくださった皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。そして東京女子学院をよろしくお願いいたします。私は、・・・「ブログ」をつくるのは初めてで、昨年は定期的な更新さえできていませんでした。そして、一度の文章は長いものばかり・・・これでは皆さんも飽きて読まない・・。ぜひ反省して、今年はより充実したホームページの一端を私のブログも貢献していきたい、と思っています。そして、受験生向けだけではない、東京女子学院での生徒たちの日々の生活や私の日常感じていることなども綴っていきたいと考えています。
本日は令和2年1月8日。ちょうど31年前は「平成」の始まりの日でした。その前日までは「昭和」、大きくいえば平成31年間の“教育界”は本当に激動でした。そしてその激動は「令和」になってもさらに大きくなるのでしょうが、とりあえず一年一年乗り切っていく姿勢が肝要ですね。どうぞ一日一日をよろしくお願いいたします。