エントランスに7段のひな人形が飾られました。その作業をする高校2年生です。お内裏様・3人官女・五人囃子が10日・11日の受験生に「がんばれー」と激励します。 エントランスに7段のひな人形が飾られました。その作業をする高校2年生です。お内裏様・3人官女・五人囃子が10日・11日の受験生に「がんばれー」と激励します。

 皆様ごきげんよう。来週10日から高校入試、一般受験が始まります。“新型肺炎”の感染者の数がどんどん増えています。この時期のインフルエンザに加えて、受験生は本当に落ち着いて試験問題に意識が向けられません。とにかく、体調を悪くしないようにしてください。10日の入試は一般入試です。一部の受験生(私立中学から本校を第一志望で受験する皆さん)を除き、「都立が第一志望」の皆さんが受験します。過去問をしっかりやってください。同じような問題が出ます。「入学試験」は、もちろんその学校に入学するための試験ですが、そもそも中学までの基礎・基本がしっかりできているかどうかによって、入学後の学習生活に影響があるという考え方も大切です。一問一問、丁寧に読み、深く考え、最後の最後まで頑張ってくださいね。健闘を祈ります。

エントランスに設置された”看板”、本校の生徒の直筆です。 エントランスに設置された”看板”、本校の生徒の直筆です。

皆様 ごきげんよう。久しぶりの更新です。本日、高校の「推薦入試」がありました。推薦とはいえ、試験というものは緊張するものです。受験生の皆さんは中学校で何回も面接の練習してきましたね。私は、朝の教職員との打ち合わせで「受験生は中学校で一生懸命面接練習をしています。しっかり受け答えができ、終わった時に“頑張れた”と思う気持ちをもてるように、こちらもしっかり丁寧に対応しましょう」と言いました。面接官の何人かに聞きました。「練習の成果が発揮され、一人ひとりが準備した質問にてきぱきと答えていた」と応えていました。受験をした皆さん、本当にお疲れ様でした。そして合格した皆さん、おめでとうございます。さて、試験といえば、皆さんのステージの一つ上、そう、「センター試験」が先日終わりましたね。新聞各紙は翌日全ての問題を掲載していました。私は、(さすがに受験生になったつもりにはなりませんが)毎年やっているように、今年も出来そうな問題をちょっとやってみました。‥国語の最初の設問を見た瞬間、「やった!」とつい叫んでしまいました。「レジリエンス」「サスティナブル」・・・見たことのある“カタカナ”ではないですか!・・・そう、私が全校生徒の前で話をする朝礼(本校では講堂朝礼と言っています)で話題にしたことばです。きっと、受験した生徒たちは、そのことを覚えておいてくれた、そしてしっかり設問に答えてくれた、と思っています。「レジリエンス(Resilience)」とは、いわば精神的な回復力・自然治癒力のことです。そして「サスティナブル(Sustainable)」とは、「SDG’s(Sustainable Development Goals)・・持続可能な開発目標」の「持続可能」ということです。(これらのことばのより深い意味や設問の答えについては省略します)そこで私は設問に答えながら、考えました。・・・学校では様々な教育活動の中で、これから先の見えない世界の中でも今の若者がたくましく自分らしく生きていくための様々な事柄を学んでいる。また、社会全体が“克服すべき課題”は何か?を学ぶ場が学校であるともいえる。それらを最後の“センター入試”で設問にしたのでは・・とさえ私は思ったのです。来年度からは“共通テスト”となります。入試改革の二つの柱は、この期に及んで見直されてしまいました。ある時、大学入試センターにお勤めなさっていた方に話を聞く機会がありました。その方によれば、「その年の問題は2年間かけて作成」するそうです。ですから(いうまでもありませんが)思いつきやいい加減に作成しているのではありません。逆の立場、つまり受験生の立場からいえば、日常の授業をはじめとする学校生活の中で、入試問題となる事柄はたくさん転がっているのだ、それらをより高い“好奇心”や“向上心”をもって自分のものにしていくことが大学受験への第一歩なのだ、と思ったのです。これから受験をする皆さん、最後の最後まで頑張ってくださいね。今週の土曜日から一般受験生の受付となります。