ロールモデルを見つけよう

(本文とは関係ありません)夏休みに入り、エントランス横の芙蓉が、一気に花をつけました。そして昨年に比べて一回りも二回りも大きくなりました。これからの猛暑、元気に美しく咲き続けていきます。 (本文とは関係ありません)夏休みに入り、エントランス横の芙蓉が、一気に花をつけました。そして昨年に比べて一回りも二回りも大きくなりました。これからの猛暑、元気に美しく咲き続けていきます。

 私は、夏の花“百日紅”が大好きです。何故かというと、ちょうど梅雨が明け、猛暑がやってくるころに涼しげに咲き誇るからです。しかも、この暑い中、百日も咲くのですから10月くらいまで、本校の校章「芙蓉」の花と競うくらいです。(この暑い中でも…いや暑い中だからこそ!)たくましく、しかし涼しげに咲く百日紅…私も百日紅のようにたくましく、どんな困難にも動じずに涼しげな顔をして毎日を生活していきたい。そんな風に思うからです。風がないときはじっと耐え、微風では、ほほ笑むように軽く揺れ、少し風が強くなれば、木の全体がわっさわさ踊るくらいに楽しむ。そのような人であったらどんなに素敵であろう、と思う花なのです。本校の敷地に1本発見しました。最近植えられたようですが、「正しい姿 明るい心」の碑のちょうど裏だったので気付かなかったのです。

 “コロナ”の中ではありましたが、感染予防を徹底し、しかしいつでも(もちろん)全校での休校などはせず、1学期の予定をほぼこなして夏休みに入りました。終業式で私が話をした内容をこの後掲載いたします。

令和3年度第1学期 終業式 校長  野口 潔 人

 皆さん、ごきげんよう。先週梅雨が明けて、いよいよ本格的な夏になりますね。
昨年度終業式などの時に、「N新聞の特集版」を配っていましたね。今日もそのつもりで、この式が終わったら帰りのホームルームで担任の先生から受け取ってくださいね。
 記事のひとつに、「山口絵理子」さんのことが出てきます。「 M H 」というバックの会社を24歳で創業した方です。皆さん、このバックの会社は知っていますか?
 プライベートなことになりますが、私には娘がいて、名前も「えりこ」といいます。字は違いますが、彼女は、高校生のころ、山口絵理子さんを自身のロールモデルにしていました。山口さんの生き方を今でもあこがれているようです。そこで一つ、皆さんに問いかけたいと思ます。私は先ほど、「ロールモデル」といいましたが、今日の本題は、「ロールモデル」についてです。
 ロールモデル(の意味)とは何でしょう?…ロールモデルとは、具体的な行動や考えを学習したり真似をしたりする対象となる人物のことです。ロールモデルは「role(役割・役目)」「model(見本)」という英語が語源です。1940年代のアメリカの社会学者に定義されたました。
 ロールモデルは、高いスキルを持ち、リーダーシップを発揮している人物のことを、よくそのように言いますが、皆さん向けに平たく分かりやすく言うと、「あこがれの人」「お手本の人」のことです。皆さん、皆さんのように若く多感な時期に、自分自身にとってのロールモデルを見つけてほしい、身近な人であればなおさら良い。なぜなら、君自身がロールモデルをもつことで得られる大きな効果があるからです。
 例えば、憧れるロールモデルがいれば、その人物を目標として習得するべきスキルや経験が明確にイメージできます。その人の考え方や仕事の仕方を学習しようとしてコミュニケーションの活性化や能力向上が期待できます。そして、自分自身もロールモデルになることを意識するようになると、様々なことに積極的に行うようになるため、組織(例えば学級・部活動)の活性化につながります。
 さて、皆さん、「ロールモデル」は、単に「あこがれの人」ではいけませんね。私は、「今は、その人のようにはなることはできないけれど、その人のような素敵な人になりたいという目標の人」であるし、見た目の素敵さではない、その人の考え方や取り組むべき方向性までを考えて「あこがれの人」を見つけてほしい。そのように思っています。 山口絵理子さんの記事に戻ります。ちょうど「SDGs」の特集の面に出ています。「SDGs」が叫ばれるずいぶん前から、「発展途上国から世界に通用する“ブランド”をつくる」ことや「人や国の不平等をなくそう」とすること、そして「大きな物差しだけで豊かさを測らず、いろいろな尺度で、自分らしく生きられる社会がダイバーシティにつながる」と山口さんは訴えてきています。皆さんの生き方の参考になれば、と思って話題にしました。
 この夏休み、コロナの中での開催の是非はありましたが、「オリンピック」「パラリンピック」が開催されます。スポーツの大会ですので、皆さんにとって「ロールモデル」になる人は、探しにくいかもしれませんが、選手たちの努力の様子が、皆さん一人ひとりのこれからの生き方の参考になるモデルもいるかもしれませんね。日本の選手の活躍を、テレビを見ながら期待したいと思います。はい、皆さん、暑いですけれど、そしてコロナにかかる心配がありますけれど、この夏休みをどうか元気で乗り切ってください。以上で1学期の終業式の話とします。

 夏季休業に入って1週間。オリンピックも開催、東京の感染者も(専門家の予想通り)増加。(先ほどの)百日紅も少しずつ花をつけました。(ちなみに“芙蓉”の花は一気に花びらを付け出しました。すごいですよ!)感染予防を徹底しながら、部活を毎日頑張っている生徒。一方で…本日も図書室には高校3年生が数名ではありますが、粘り強く学習に励んでいる姿を見かけます。適度に涼しく集中して学習できる場所ですが、「よくがんばるね」…ついつい声をかけたくなります。自分のめざす目標値に向かって最善の努力をしていてくれているとしたら、校長として大変うれしいです。皆さんが「今は、その人のようにはなることはできないけれど、その人のような素敵な人になりたいという目標の人」が見つけられたら、校長の私はもっと嬉しいです。

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