「プロジェクションアート」素敵な時間と空間でした。

「ななめの関係」・・・明るい段階で、学生から機材の扱いの説明を受ける本校生徒 「ななめの関係」・・・明るい段階で、学生から機材の扱いの説明を受ける本校生徒

 ホームページ「校長ブログ」ご覧の皆様、お久しぶりです。皆さんお元気でしたか?私のブログ、9月19日以来です。ですから、9月21日のことを読者の皆さんに報告していませんでしたね。
 そう、例年ですと「芙蓉祭」と命名されている文化祭を2日間、実施していたところですが、この「コロナ禍」の中でできる範囲のこと(生徒作品の展示のみ)を行って、100名を超える受験生の皆さんには、学校の様子を知っていただきました。そして、その夜実施された「プロジェクションアート」には、保護者の方や地域の皆さんを含め300名近くの方々がご来校くださり、楽しんでいただきました。本校の管弦楽部が演奏して、ひとときの穏やかで落ち着いた時間を過ごすことができたのです。終わった直後に、ある保護者の方から学校にメールをいただきました。『学校が別世界のように綺麗でした。見に来た甲斐がありました。関町の恒例行事になるといいですね。教職員の皆様方には1日中ありがとうございました。』
・・・何ともうれしいメールでした。宝塚大学の教授をはじめ、学生の皆さんには本当にお世話になりました。当日のあいさつ文を以下に掲載させていただきます。

 

 皆さんごきげんよう。そしてこんばんは。
 在校生の皆さん、そして昼間のオープンスクールで来られた皆さん。地域の方々。今日この時間に来てくださった方々全員に、心から感謝します。ありがとうございます。そして、宝塚大学の渡辺教授をはじめ学生の皆さん、本校の生徒会・実行委員会の皆さん、昨日からの準備、本当にお疲れさまでした。
 さて、この「プロジェクションアート」実施できるまでを簡単に説明します。本校と宝塚大学さんとは、「様々な特色ある教育活動において協力し合っていきましょう。」ということで、今年度、高大連携関係を結びました。
 ご存じの通り、今年に入って「新型コロナ」の影響で、本校では「休校」を余儀なくされ、入学式をはじめ様々な取り組みが延期・縮小・中止となりました。2日間の楽しい「文化祭」が通常通り開催することができず、1日のみの、しかも展示だけの開催となりました。
 大学でも、“キャンパス”での対面授業やサークル活動などができていないと聞いています。今ここにいる大学1年生は、いまだに大学生の気分を味わえていないのではないでしょうか。
 しかし、このプロジェクションアートの取組は、昨年度の秋口から計画を立てていました。私は、大学では教授と学生、中高では先生と生徒、このいわば縦の関係でではなく、「学生と生徒」というナナメの関係、学び合いの“体験活動”がとてもよいお互いの教育効果が生まれると、かねてから思っていました。なんとか「心に残るひと時を、学生・生徒とのコラボレーションで実現できないか、この取り組みを、簡単に“中止”にせず、コロナ感染防止対策をしたうえで、実施できるよう思案し調整してきました。この“アートの取組”は学び合いの成果、と言ってもよいと思います。
さて、本日は、この場に学校法人関西女子学園 宝塚大学理事長 玉本 隆一 様 がお見えになっています。宝塚からわざわざお出ましいただき誠にありがとうございます。 また本校 学校法人東京女子学院 碓田聖史 理事長にも、この取組を見届けていただいております。
 さあ、ご来場の皆様、今日は、本校の管弦楽部の演奏を含めて、“アート”に浸り、心癒されるひと時を味わっていただければ幸いでございます。

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