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入試「国語」に向けて

2016年1月21日08:00 |
東京で積雪による通勤・通学の困難を経験すると、「ああ、冬だ」「入試シーズンだ」と感じます。この感覚は、受験生の時、雪による遅刻をした経験から来るものなのでしょう。我が校の高3生も1月16日・17日はセンター試験でしたが、雪が降ったのが18日でしたので、大きな混乱も無く良かったなと、ほっとしております。
さて、入試シーズンです。我が校でも、高校の推薦入試が始まり、その後は中学入試と、入試が続いていきます。もちろん、高校3年生は、大学受験の最中です。そこでこの場を借りて入試の「国語」についてお話し、少しでも受験に向けての参考になればと思います。
入試において、それが中学入試だろうが高校入試だろうが大学入試だろうが、「国語」は勉強しづらいものです。なぜなら、言葉の知識ももちろん必要なのですが、単なる知識が問われているわけでは無いからです。通常「読解力」と一口で言いますが、論理的に、すなわち書かれているものを順序立てて整理し理解する力が求められているのです。これだけでも、難しいのですが、さらに最近は、「身の回りのことに気を配っているか?」が問われているように思います。
たとえば、センター試験は「リカちゃん」人形を具体例に取り上げている文章でした。おそらく少女時代に一度は目にしたもののはずです。具体例はイメージしやすかったでしょう。しかし、そこから「キャラクター」の意味や、その意味の変化を理解することは難しかったと思います。それはおそらく、そのものの前に立ち止まる経験によるのかと思います。
もう一度言います。「国語」は勉強しづらいものです。そこでは、知識と論理的思考能力と、そして経験に立ち止まり考える能力が問われているからです。入試を直前に控えている受験生は、ぜひ直前まで問題演習をしながら、その問題が何を意味しているのか、じっくり立ち止まって考えてください。まだまだ受験は先だという人は、日頃の「国語」の学習に、自ら能動的に思考する、ということを意識してください。大学入試が数年後に変わるといいます。そこでは、グローバル化に対処する論理性と思考力が問われるようになるでしょう。今、改めて「国語」を見直し、その能力を鍛えるためにも、ぜひ「国語」に向き合ってください。
全ての受験生の志望校合格を、お祈り申し上げます。    国語科主任 飯野 邦彦