TJG 東京女子学院 中学校 高等学校

お知らせ

図書室より

2015年12月12日08:00 |
最近、図書室の利用者が多くなってきました。生徒の要望で、下校時間間際まで延長して図書室を開放することもしばしばあります。冬期休業期間も開館する予定です。利用に関する詳細は17日(木)図書室に掲示発表します。

先日、図書室の奥まったところで、セピア色の小さな本を見つけました。昭和33年出版のこの本は、貸出記録がありませんでした。パラパラめくってみると、そのおしまいのほうに「そうだよな」と思うようなことが書かれていました。その一部を紹介します。

「今まで読んできたような素晴らしい科学の発達の基礎は一体何であるかということだ。美しい天然色テレビ、スマートな自動車、大空をかけるジェット旅客機、そんなはなやかなものを作り出すには、実に地道な、しかも困難な基礎科学があるということだ。複雑な数学の計算、一見何の役にも立たぬような地味な調査や実験、研究、そんなものがあればこそ、素晴らしい文明の利器が生まれ、われわれの生活を豊かにしてくれるのである。私たちは成果のみに心を奪われがちであるが、その基礎があることに気付き、またそれをはぐくまなければならない。そうでなければ、私たちはいたずらに夢を追うだけであり、誇大妄想狂と何のえらぶところもないはずである。」