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お知らせ

心に活力を与えてくれる言葉

2016年6月 6日09:10 |

熊本の震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。熊本は、本校では高校の修学旅行で毎年訪れていた思い出の地です。一刻も早い復興をお祈り申し上げます。また、生徒会の被災地支援募金活動にご賛同、ご協力いただいた保護者の皆様はじめ、多くの方々にお礼申し上げます。

東日本の震災の傷が癒えない中、今回の震災が生じ、日本はいかに災害の多い地域であるかを改めて思い知らされることになりました。こうした人知の及ばない困難に打ちのめされても、残された私たちは生きていかなければなりません。そんなとき心に活力を与えてくれる言葉として「悩める人々への銘」を紹介します。ニューヨーク大学付属リハビリテーション研究所のロビーに掲げられているという、この詩文は作者不詳とされていますが、実際には南北戦争に従軍した兵士の作と伝えられています。作者は戦争で負傷した心身でリハビリ生活を送ったのでしょうか。リハビリの際の肉体的な痛みばかりでなく、障害をもった自分自身に対する諦めや葛藤など様々な感情を抱きながらも、自分の身に降りかかった災厄を昇華する知恵を持つに至ったのではないかと想像します。宗教的な背景が異なる私たちにとっても、共感することができる詩と思います。

理事長 酒井 利幸

 

 悩める人々への銘

 大きなことを成し遂げるために 強さを与えて欲しいと 神に求めたのに 謙遜を学ぶように弱さを授かった

偉大なことができるようにと 健康を求めたのに より良きことをするようにと 病気を賜った

幸せになろうとして 富を求めたのに 賢明であるようにと 貧困を授かった

世の人々の賞賛を得ようとして 力と成功を求めたのに 得意にならないようにと 失敗を授かった

人生を楽しむために あらゆるものを求めたのに あらゆるものを慈しむために 人生を賜った

求めたものは一つとして 与えられなかったが 願いはすべて聞き届けられた 私は最も豊かに祝福されたのだ