東京女子学院

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教職員コラム - NEWS&TOPICS

ー早春をいけるー

 卒業生、保護者の方々対象の「いけばな」勉強会を1月21日(土)に実施いたしました。
寒さ厳しい中、参加された皆様はさらに上級の免許取得を目指していますので、寒さなど吹き飛ばす勢いがあります。
<花材> ボケ、チューリップ
<小品花材>スイトピー、ユキヤナギ、キンセンカ、ガーベラ等
 紅い花をつけた大きめの枝振りのボケと向かい合って、皆様少々奮闘していました。
そして、鮮やかな黄色のチューリップを足元にあしらうと、「はーるよこい♪」と口ずさみたくなるような早春の作品群ができあがりました。

   次回のテーマ
      ー陽春をいけるー
    日時   2月25日(土)  13:30~15:00
     皆様のお越しを心よりお待ちしております。
                 華道科   星美恵子    岩間佳子

吉野千瑛 卒業生 同人
花材名  ボケ  チューリップ
花型  天を主枝の立体
生けてみて
 チューリップの丸みを生かして、春の暖かい雰囲気を表現しました。
 ボケの枝とバランスをとるのが難しかったです。
吉野さん.JPG

中村佳世 卒業生 同人
花材名  ボケ  チューリップ
花型  人を主枝の立体
生けてみて 
 チューリップのバランス、葉の生け方が難しかったです。
中村さん.JPG


アドバイス 
 ボケの力強い枝ぶりを大切に伸びやかに、主枝にふさわしい枝を選びましょう。
 チューリップは、長短をつけながらも少し低めにいけましょう。
 切落しの葉は、春の芽吹きの感じを出すように足元に入れ大切に使います。


平成28年度 「TJG二十歳の集い」

1月9日(月)成人の日に地元での成人式を終えた卒業生が、嬉しいことに学校に集まってくれました。晴れ着姿の卒業生は在校中とは違い、少しまぶしく、素敵に成長したように思いました。
 旧交をあたため、写真撮影を行い、楽しい時間はあっという間に過ぎてゆきました。そして今回の集まりが、また一つの思い出として成人した卒業生の日常の力に、将来の力になることを願っております。
 最後に、お互いに今を感謝する暖かい集まりとなりましたのも、保護者の皆様やご家族の方の全面的なサポートのおかげと感じました。
 ありがとうございました。

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ー深まり行く秋をいけるー 10月のテーマ

 卒業生、保護者の方々対象の生け花勉強会を10月22日(土)に実施いたしました。
 校庭のアメリカハナミズキの葉も紅く染まり、日々秋の深まりを感じる候となりました。
<花材>
 サンゴミズキ、カーネーション、クジャク草
<小品花材>
 カンガルーポー、コスモス、スターチース等
 紅いサンゴミズキの長めの枝の先端を少しためて、皆様、どこに、どういけ込むかと思案していました。
 カーネーションを添えて、青い小さな花をつけたクジャク草を足元にまとめると、少々さびしげな晩秋の風景の作品ができあがりました。
 小品も自由に楽しくいけていました。
 練習後のお茶の時間には、今回は特別に旬のものとして、栗とお芋のモンブランやカボチャのハロウィンケーキをいただきました。皆様、嬉しそうに、美味しそうに食べながら会話も大いに弾みました。
 
 次回のテーマ
     ー冬の訪れをいけるー
日時   11月19日(土) 13:30~15:00
 皆様お誘い合わせのうえ、どうぞご参加くださいませ。
          華道科     星美恵子    岩間佳子

 
渋谷真由美  卒業生 同人
花材名  サンゴミズキ カーネーション クジャクソウ
花型   立体
生けてみて  
 花材の役枝を考えるのが難しかったです
 サンゴミズキはためて使うと良いと学ぶことができました
アドバイス  
 サンゴミズキのような線条の花材はためて曲げをつけ
 空間を大きくとり、根締めとのバランスを考えていけましょう
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中村佳代   卒業生 同人
花材名  カンガルーポー コスモス
花型   立体 (小品花)
生けてみて  
 コスモスの配置が難しかったです
アドバイス  
 コスモスの花は、下向きのもの、上向きのもの、横向きのものなど表情は様々です。いかにも野に咲いているようにやさしくいけましょう
H28.10.22 芙蓉瑩心会 中村佳代.jpg


参考作品
渋谷真由美  卒業生 同人  
花材名    コスモス ノバラの実
花型   投げ入れ
講評   
 ノバラの実の動きを利用して、その中に可憐なコスモスが秋風に吹かれて揺れています。そんな秋の野の様子が思い浮かべられます
H28.10.22 芙蓉瑩心会 渋谷真由美2.jpg

ー秋草をいけるー 9月のテーマ

  卒業生、保護者の方々対象のいけ花勉強会を9月10日(土)に実施いたしました。
  重陽の節句も過ぎて朝夕すっかり涼しくなりました。芙蓉祭もまじかです。参加の皆様も出品されますので張り切って練習されました。
<花材>
    野イバラ、リンドウ、ギボウシの葉
<小品花材>
    ケイトウ、ヒマワリ、ガーベラなど
青い実をたくさんつけた野イバラの枝。くねったり、からみ合ったりと独特の枝ぶりですので、いかに生かして、どういけ込むか個性の表れるところです。鮮やかな青色のリンドウと足元にギボウシの葉をそえて、初秋の風情たっぷりの作品となりました。
 同人受験用の作品、小品なども意欲的に練習しました。

次回のテーマ
 ー深まり行く秋をいけるー
 日時   10月22日(土)  13:30~15:00
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
  華道科  星美恵子  岩間佳子



中村佳世  卒業生 同人
花材名  ノバラの実 トルコギキョウ ギボウシ
花型  立体
生けてみて 
 ノバラのバランスが難しかったです
 アドバイス
 ノバラの動きや実の美しさを生かして、足元は葉物で引き締めましょう
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中村佳世  卒業生 同人
花材名  ガーベラ
花型  小品花
生けてみて
 シンプルなので、ガーベラの動きを生かして生けてみました
アドバイス
 花器の面白さを大切に扱い、ガーベラはリズム感を出すための空間を作っていけましょう
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渋谷真由美  卒業生 師範上級
花材名  ススキ リンドウ ユキヤナギ
花型   投げ入れ
生けてみて 
 同人試験の練習をしました 花材の留め方に注意していけました
 アドバイス 
 投げ入れは剣山を使わないで花をいけます 盛花と大きな違いはありません
 この作品は直留め(リンドウ ススキ) 折留め(ユキヤナギ)の留め方を行うと良いと思います
 花材を切る時は花器の内部に入る部分の寸法を加えたところで切ります
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最近思ったこと

身近なところから社会的なことまで、近頃「責任」という言葉を度々聞く。耳にする責任の多くは「責任問題」だ。失敗した時、不祥事を起こした時に負う責としての責任を指し、制裁や懲らしめを図ることに焦点があたっている。

清水勝彦さんの著書『実行と責任~日本と日本企業が立ち直るために~』に書かれているところでは、責任には二つの意味があり、一つは「失敗した時に負うべき責め、制裁」、もう一つは「引き受けてなすべき任務」としている。

聞こえてくる責任の大半は前者だが、懲罰としての責任に視点がおかれると、挑戦を恐れてリスクを冒さず保身に走った方が得をしてしまう現象が出てくる。清水氏は「組織成功のためには『引き受けてなすべき任務』という責任を持つことが重要だ」と書いており、その通りだと感じる。

特に(自分が)引き受けてというところが重要だ。お願いされ、指示されて引き受けることもあれば、自発的に引き受けることもある。いずれにしても自分が引き受けたいことではなく、「引き受けなければならない」ところが責任の本質だと感じる。

では、なぜ責任、責任というのだろうか。それは、社会に出ると(社会人・大人になると)自分の行動に責任を持つことが求められるからだ。そして、必ず周りの人や組織に対して責任を持つ場面が出てくる。

生徒の皆さんはまだ社会にでる前であり、自分のことを考えればいいし、自分のことで精一杯だと思う。しかし、社会に出て困らないように準備することも大切だ。そのためには、今から自分の引き受けたいことだけを選り好みせず、引き受ける気概を持って与えられた事を全うしようと考え始めて欲しい。まずは小さい事、簡単なことから引き受けてみたらどうだろうか。

事務局長 行田 源

もっと本を楽しみなさい。

私は、ある程度の年齢になってから、書店や図書館の中を彷徨いながら、気の向くまま本を手に取り、読書することが非常に楽しいことだと気がつきましたが、高校生のときの読書が楽しかったか記憶にありません。若いころは、少し背伸びをして、いわゆる名著といわれる書物に目を通しても、ほとんど頭の中を素通りしていたように思います。高校時代の自分に助言するのなら、「もっと本を楽しみなさい。」と言うことでしょう。

学校図書館協議会が実施した2015年学校読書調査では、高校生の1か月平均の読書冊数は1.5冊、1か月に読む本の冊数が0冊の生徒の割合(不読率)は51.9%だったと報告されています。この数字を見て、「最近の高校生は本をこれしか読んでないのか!」とお嘆きの声が保護者の皆様から聞こえてきそうですが、残念ながら、少なくとも30年前から前述の平均読書冊数と不読率はほとんど変化していません。この数字を見せられては、大人も「自分が高校生のころはもっと本を読んでいた。」とは言いづらくなります。もちろん、世の中には読書家も存在していますが、今も昔も一般的な高校生の読書状況はほとんど変わっていないようです。

 今年度から開始した本校独自の教育プログラムには「読書活動の推進」を目的とした授業があります。中学生対象には、卒業生の協力を得て朗読を授業に取り入れるなど、読書活動を推進する試みを行っています。高校生対象には新聞を用いて、自ら興味を持った問題を考える授業などが展開されています。読書をすれば、すぐ成績向上につながるとは保証できませんが、いずれ「心の栄養」になることは間違いありません。豊かな人生を送るために、中高生の間に読書習慣を身につけてもらいたいと思っています。

 理事長 酒 井  利 幸

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「看脚下」(かんきゃっか)

 よく知られたこの禅語の意味は文字通り、「足もとを見よ」とか「足もとに気をつけよ」ということを表しています。枯山水で有名な京都の龍安寺を訪ねた際に、「看脚下」と書かれた木の札を玄関先で目にしたのが、この言葉との出会いでした。
 もう10年、いや20年近くたつかもしれません。
 
  めまぐるしい変化や激しい競争の中では、先を見ることや、何か特別なことを行うことに意義があるとされ、耳目をひくことが多いものです。しかし、自分を高めていく大切なことは、遠くでも、特別なことでもない近くの日常にあることを、この言葉は教えているように思えるのです。そして、このことは本学院の建学の精神にある「生活即教育」の言葉に通じるように感じます。 

 多忙を極めるあまり、仕事や勉強をとりあえず終わらせることに終始していないか。立ち止まって考えることがなくなっていないか。この言葉に接し、あらためて考えさせられます。慌ただしい生活だからこそ、遠くではない足もとや今を大切にしないといけないのではないでしょうか。

 毎日の生活の中で無意識に繰り返される些事に、ちょっと光をあてることでそれが学びの場になる。人と比べることなく、自分自身を見つめて逃げない。このことこそが自己の成長につながる、生徒にはそうあってほしいと創立者は願っていたのかもしれません。

教頭 小林 伸嘉

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-つゆのころの花をいける- 6月のテーマ

卒業生、保護者の方々対象のいけばな勉強会を6月18日(土)に行いました。

<花材> ナナカマド(バラ科)  リンドウ(リンドウ科)  ヒペリカム(オトギリソウ科)
<小品練習花材>フトイ、トルコキキョウ、アワ、ヒゲナデシコ等。
梅雨時のこの日、気温は上昇し、皆様汗を拭きながら来校してくださいました。
かなり太い枝ぶりのナナカマドの扱いに少々苦心していましたが、青いリンドウにヒペリカムの紅色を添えて、それぞれ個性ある爽やかな風景の作品ができあがりました。
小品練習も楽しそうに次々といけ込んでいました。
皆様、花と向き合うと癒されると言われて、お忙しい中を参加してくださっています。

次回のテーマは「水辺の花をいける」です。
    日時   7/2(土)  13:30~15:00
校庭の花壇にはベゴニアが咲き誇っています。皆様、どうぞお誘い合わせの上お越しくださいませ。
                   華道科    星美恵子    岩間佳子

次に、今回参加された方の作品をご紹介します。

吉野千瑛  卒業生 同人
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花材名  ナナカマド リンドウ ヒペリカム
花型   人を主枝の傾斜体
生けてみて
 ナナカマドの枝ぶりを生かしながら枝の整理をして、風通しが良くなるように気を付けました
 足元が綺麗に見えるように配置を工夫をしました
アドバイス
 ナナカマドは、枝ぶりを観察しどこに配置したら良いかを決めます
 傾斜が強い場合はあまり丈を高くしないで低めにいけます

寺田えみ  卒業生 同人
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花材名  ナナカマド リンドウ ヒペリカム
花型  天を主枝の立体
生けてみて
 枝ぶりをよく見ていけるのが難しかったです
アドバイス
 ナナカマドの葉が重なっているときは、美しく軽く見えるように、小枝を切り落としましょう

渋谷真由美 卒業生 師範上級
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花材名  フトイ アジサイ ユキヤナギ
花型  小品花
生けてみて
 清涼感が出るように、すっきりと生けてみました
アドバイス
 小品花は静かな趣があり、季節を告げる植物にふと出会い感動を覚えた時、ほんのささやかな花材で気軽に生けてみましょう

渋谷真由美 卒業生 師範上級
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花材名  ナナカマド リンドウ ヒペリカム フトイ
花型  天を主枝の立体
生けてみて
 リンドウの青とヒペリカムの赤を入れて、梅雨のじめじめを吹き飛ばす元気な印象にしてみました
アドバイス
 フトイは、水辺に群生する植物です
 足元と頭頂とが交差をしないように注意しましょう

     華道科    星美恵子



TJG大根の行方

  中学1年生で行っている土曜プログラムの「日本文化総合」を現在担当しています。今のところプログラムは順調に進んでいます。
 6月4日に種まきを行った「二十日大根」が、本葉を広げ、土の部分が見えないほど、青々としてきました。3つの班で、各班1つのプランターに種を播きましたが、各班の個性が顕著に現れています。いっぱい食べたいという食欲が全面に出ている、欲張りチーム。「筋まき」を教えたとおり行っている几帳面チーム、そして少し深めに丁寧に植えた慎重派チームです。種まきだけでこんなにも違いが出るとは想像していませんでした。
 無農薬栽培のせいか虫も遊びに来ました。自分たちで育てているため、もったいないのか、間引きにも勇気がいるようです。はたして食卓に届くかどうか?今後の展開が気になります。
 ちなみに「一藤農園」の看板は担任の先生が書いてくれました。看板をどの位置に立てるかは、生徒みんなで色々な角度を試して一番見栄えのよい位置に立てました。収穫は、7
月2日の予定です。お楽しみに。
  教頭 小林 伸嘉

  

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吟詠の歌 「太田道灌蓑を借るの図」

 先週土曜日に合唱発表会を終え、生徒の美しいハーモニーを聞きました。

 歌繋がりでいうと、今回の吟詠は他の吟詠と違う節回し(メロディ)です。
第2基本調といい、いつもは第1基本調という節回しで吟じています。
第2基本調は最初から高い音で力強く始まります。

 歌の内容は、太田道灌の山吹伝説として有名です。
簡単に言うと、太田道灌が後拾遺和歌集の歌を知らず、恥をかいたという話です。
そこで注目したいのは、山吹を差しだした若い女性です。
女性は質素な暮らしをしていましたが、教養がありました。
それに対し太田道灌は立派な武将でしたが、歌の教養はいまいちでした。
この伝説を聞いて、私は「教養は武力より勝る」と言っているように感じました。

 ここまでで「おや」と不思議に思われた方がいるかもしれません。
太田道灌を調べると〈歌人〉とも書かれています。
歌人にとって勅撰和歌集である後拾遺和歌集は知っていて当たり前、常識です。
その歌人である太田道灌はどうして後拾遺和歌集を知らなかったのでしょうか。
伝説ではありますが、この山吹伝説の後、和歌を勉強して歌人になったと言われています。
自分の不足を認め、それを補うために、勉強し身につけたのです。
その向上心や好奇心、探究心を見習いたいものです。

                     校長 酒井秀佳

 

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(写真:新宿中央公園 久遠の像 平成27年4月撮影)

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