
西武新宿線の沿線では、駅から最も近い私立中高です。駅からの通学経路は商店街を抜ける道も住宅街を通る道も車の通行が少なく、安心・安全です。校地が高台にあり、校門に至る道路を登ると、広がる土の校庭、緑茂る樹木が爽やかです。校内も、木の壁、木の廊下、木製の机と椅子など、懐かしさと安らぎに満ちています。
生徒も教職員も、校門で立ち止まり、気を引き締めて「今日もよろしくお願いします」と意欲の一礼をします。昇降口に至る通路は、舗装面にガムの踏み跡一つありません。廊下も教室も綺麗に磨かれていて、ゴミが落ちたままということもありません。「おはようございます」「こんにちは」「お先に失礼します」などの挨拶が自然に交わされます。
朝礼で、呼名された(名前を呼ばれた)生徒は、返事をして起立し、教員と目を合わせてから一礼し、静かに着席します。毎時間の授業でも呼名があり、同じ光景が繰り返されます。先生の話は背筋を伸ばして、まっすぐ聴き入ります。
全校清掃は終礼前の日課です。エプロン姿で、わずか25分ですが、心を込めて校舎内外を隅々まで綺麗にします。
終礼を済ませ、講習やクラブ活動が終わって下校の際にも、校門で立ち止まり回れ右して、「今日も一日ありがとうございました」と感謝の一礼をして帰ります。
ホームルーム教室は施錠されることがありません。特別教室での授業や体育の授業で教室を空けても、ここ20年来、一件の盗難すら発生していません。
当たり前のことが当たり前のこととして日々行われている学校です。本学院の伝統と習慣の大きな力です。
学校やクラスが安心できる場であると、素直な自分を出すことができます。元気になります。視野も広がり学力はもちろん、級友や上級生・下級生、教職員との良好な人間関係が向上します。生徒指導として生徒の活動で毎日心がけていることは次の三点です。
挨拶をすることで、その場が明るくなります。自分も爽やかな気持ちになります。風紀委員の生徒と教員が毎朝、校門で率先して挨拶を交わします。

思いやりのひとことや、ねぎらいの一言は、周りを暖かな雰囲気にします。生徒同士でも、生徒と教員でも、お互いを認め合い尊重することばをかけ合います。
「ありがとう。」 「お疲れさま。」 「ご苦労さま。」 「手伝うよ。」 etc.
状況を見る目と、ちょっとの勇気も備わります。
教室、廊下、昇降口、通路、校庭、お手洗いなど、自分たちが使う場所は自分たちで清掃します。隅々まで気を配る習慣が身につきます。先に終わったら、まだの所の手伝い、人が嫌がることも率先して行うことなどを通して学ぶことがあります。
誰かがしなければならないことなら自分もやる、力を合わせてするべきことは意志疎通を図って協力してやる、そういった学びを通じて女性リーダーとしての資質が備わってきます。
また、防災・防犯については、「自分の身は自分で守る」ことができるように、その正しい知識と知恵を身につけさせる必要があります。生徒指導として次の二点を企画し、自衛力を高める教育をしています。
旧来の「生徒手帳」は廃止し、「身分証明書」と「学校・家庭 連絡簿」に用途分けしています。
「身分証明書」は、パスケースに入れられるカード型で、通学定期乗車券の発行控えを兼ねたものです。
「学校・家庭 連絡簿」は、その名のとおり保護者と担任を繋ぐ「学校・家庭連絡欄」や出席・欠席の状況を確認する「学年出欠表」を中心に、「建学の精神」や「制服等の着用の基準」と「生徒心得」などが記されています。
「生徒心得」であって、「校則」としない理由は、「自ら進んで行ってほしい」「自ら気づいて行動してほしい」と願うからです。人に縛られるのではなく、自らを律するつつしみ深い心を大切なことと考えるからです。
他への思いやりやいたわりの心を育てるには、自己中心的であってはなりません。社会の一員として、人に優しく振る舞い、相手を大切に思う心が不可欠です。自己の内面から発せられる「つつしみの心」が、思いやりやいたわりとなって円滑な人間関係を創ります。
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