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東京女子学院は、社会に出たとき、答えのない問題にも積極的に立ち向かう「勇気」と、どんな窮地に至っても明るさと周囲への配慮を失わない「理性」を備えた、「女性リーダー」を育てることを目標としています。
私たち教員が大切にしているのは、「知識」の蓄積ではありません。正しい「知識」を体得するための「学びの力」を大切にしています。この「学びの力」が身につくと、論理的思考力や表現力、探求心、理解力、応用力、洞察力なども備わってきます。自然を敬い慈しむ気持ちも、他を思い遣る優しさも、異なる価値観に対する寛容さも、安らかな情緒・情操なども育っていくからです。
「学びの力」には、比較的数字に置き換えやすい「目に見える力(思考的価値)」と、計数化することが困難な「目には見えない力(情操的価値)」があります。それぞれの力の調和を図りながら生徒を育てていくことで、豊かな「知性」と柔らかな「感性」が融合され、「カタチにする力(実現的価値)」として結実して、現実社会に誇りを持って旅立てる、素晴らしい女性へと成長していくと考えています。
「学びの力」を身につける次のステージは、「学び」を自分自身の「考え」や「行い」と有機的に結びつかせることです。「考えつつ学び」「学びつつ行い」「行いつつ考え」生きることで人は向上します。
世界で活躍するリーダーは、価値ある独自の視点や、鋭い着眼点、適切な判断力や想像力、そしてどのような局面にも動じない柔軟性を持っています。それは、数々の経験から、学び考え行った者だけが識る宝です。一瞬のひらめきを忘れずに具現化する力や、立場の異なる人と行動を共にする力や、考え方の違う人々と意志疎通を図る力などもその恩恵に他なりません。
「学びの力」は誰にも奪われることのない真の「宝」です。本校は、この「宝」を大切に育てます。そしてこの宝を抱いた生徒達は、社会に旅立ち、様々な人たちと出逢うことでしょう。その時に、自信を持って自分の「考え」を伝え、他者の「考え」を聞き、そして共に「行う」ことで、未来を切り拓いていく「女性リーダー」となるのです。
